
6月16日
奈良まで蒸気機関車の運転会にひとっ走り行ってきました。江戸前鮨の会員で蒸気機関車のオーナーとの二人旅です。運転会の名前は、「法隆寺運転会」です。

浦安から、奈良まで、ひとっ走り500キロ。新東名も走りました。
道のいいのはもちろん、視界も開けて運転しやいです。
後半、トンネルも多いですね。
トンネルも入り口は明るい照明で、違和感がありません。


行きは、交代で運転。
新東名は開通したばかりなので、ナビは迷って山の中を走っています。
新しい清水のサービスエリアで、桜エビのかき揚げうどんを美味しく頂きました。さくさく、しこしこでした。朝8時に出て、夕方4時頃にはホテルに到着。地元の居酒屋を三軒はしごしました。
翌朝は、9時に運転会会場へ。模型のエンジンで有名な小川精機、通称OSの工場の敷地内にあります。
ホテルを出るときは雨がシトシト。さすがに、参加者は少ないですね。今日一日、雨の予報です。

蒸気機関車のオーナーの愛車レガシィーから、機関車と台車を降ろします。
運転会場の一部です。真ん中には、RCレーシングカーのサーキットもあります。テレビでレースの模様を見たことがあります。
休憩棟もあります。ここで、お昼を食べます。
こちらが、円形テントの運転準備場所。昔懐かしい、あのターンテーブルを発見。
降りしきる雨の中、二人ともやる気満々です。
蒸気機関車の水補給塔もあります。
早速、釜焚きの準備です。

アクセルと新設の汽笛のリモートハンドル。
着火剤と割り箸で火付けします。
燃料は石炭。燃えやすい日本産の太平洋炭と、長持ちする英国産のウェールズ炭を併用します。
釜に着火剤と石炭を入れます。

電動ブローで煙突から吸気して、がんがん燃やします。
割り箸に軽油を浸した割り箸です。
運転に必要なメーターは、左上の圧力計。5気圧で運転開始です。右上のガラス柱は水量計で、真ん中に水面があればオッケー。

少しずつ圧力が上がってきました。
他の参加者も準備を始めました。
準備を始めてから、1時間ほどでしょうか。
ぞくぞくと参加者が集まっています。さまざまな機関車で、壮観な風景です。
他の方は本線に入り始めています。
子供の頃に操車場で、蒸気機関車が向きを変えるため回っていたターンテーブル。懐かしいですね。ミニサイズとはいえ、こんな所で見られるなんて・・・。
姿も音も、とにかく格好いいです。
蒸気圧もあと一息。
さあ、いよいよ出発進行です。
ブリタニア号は、次に本線入りです。
ターンテーブルにのります。

レールを結合。

慎重に本線入路に入ります。
ターンテーブルを出ると本線との合流点です。

いよいよ本線を走ります。なんと、雨もあがりました。二人とも、お天気男としか思えません。
最初のカーブです。右の路線は一周回って戻りの本線です。

休息棟の横を通ります。

快調、快調。

休息所を抜けると、サーキットの周回路に入ります。ここは、最初の直線。圧力全開、ダッシュ!!

直線が終わると、サーキットをぐるりと回ります。
サーキットを半周すると、長い直線。ここで、一気に加速します。

早い、早い。蒸気と動輪の音と、レールの継ぎ目の音で、体感スピードはかなりあります。爽快の一言。

直線が終わると、やがて森の中のトンネルに進みます。
緑のトンネルに突入。

もう一息で一周です。
トンネルを抜けると森の中を通って、最終コーナーへ。
給水塔まで来て、ほぼ一周です。
はい、到着。お疲れ様。
蒸気圧もまだまだあるので、更に周回を重ねます。


いってらっしゃーい。
中間整備中に、いろいろな機関車を拝見。
こんなに小さくても、石炭を焚いて、人を乗せてちゃんと走ります。
これは石炭でなく、プロパンガスで走ります。手入れが楽そう。
こちらは、モーターとバッテリーで走ります。
こちらも、モーター仕様です。
こちら線路幅が7インチのでっかい弁慶号。ちなみにブリタニア号は半分の3.5インチです。
おおおおおおおおっー。すごい。動輪の音が本物。
こちらも、なかなかお洒落なデザイン。
噴き出す蒸気もビッグ。
こうなると模型か、本物か分かりませんね。
さてさて、ブリタニア号も蒸気を吹いて快走。
圧力メーターも5キロを指して、走る気満々。
カーブもがんがん攻めます。

森のトンネルを抜けて。
鉄橋を渡って、いよいよピットインへ。
これで、本日の運転は終了です。お疲れ様。
運転終わって、掃除です。専用の掃除台があり、エアで綺麗に石炭ガラを掃除できます。
掃除が終わって、本当にお疲れ様でした。愉快、愉快な「法隆寺運転会」の一日でした。
南房総千倉の愉快堂での、ブリタニア号での運転会はこちらから。